2025/06/08

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台北101のニューイヤー花火ショー、台湾の保護動物が登場

2019/12/19
台北101ビルが18日に公開した2020年花火ショーのイメージアニメーション。まずは可愛い動物たちによる新年のあいさつが映し出される。(中央社)
台湾北部、台北市にある世界有数の超高層ビルで、台北市のランドマークでもある、台北101ビルにて毎年恒例となっている年明けを飾るニューイヤー花火ショーは、2020年で16年目を迎える。2020年の花火ショーのテーマは「希望の光・台湾」。このテーマには台湾が希望の船、希望の光を象徴しており、市民と共に希望の船に乗って、新たな年の幕開けを迎えようとの思いが込められている。2020年の花火ショーは、300秒に渡って1万6,000発が打ち上げられる。
 
台北101ビルによると、花火ショーは4つの章と6つの段落で構成されている。オープニングは、可愛い動物たちからの「Say Hi」を映したアニメーションが公開される。これには、台湾において貴重な保護動物とされているタイワンヤマネコ、タイワンツキノワグマ、ミカドキジ、アオウミガメ、クロツラヘラサギ、タイワンマスなどが登場する。これらの動物が年明けに姿を見せた後、希望の船が現れる。船旅の行先は、「希望、自然、前進、未来」の4章を経て、最後に「2020 GO Taiwan!」を合言葉に花火ショーが幕を閉じる。
 
台北101ビルにおける花火の打ち上げは、射程が短いためビル自体と周辺の建築物の安全に注意しなければならない。そのため、台北101ビルは毎年、危険性の低い単発の打ち上げ花火を使用している。しかし単発花火は変化が乏しく、連発花火に比べると多様な効果が望めないのが難点だ。
 
そこで2020年の花火ショーでは、その難点を克服すべく、新たな技術を利用して、今までにない花火ショーの演出を企画した。この技術は、単発花火でありながら、同時に2種類の形態、3色を表現することが可能だという。
 
花火ショーではこのほか、3度目となる14万球のLEDを使用した大型網形装飾「T-Pad」もお目見えする。

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